映画『ラストマイル』を観て、舟渡エレナが犯人の筧まりかと共犯だったかどうか、気になった方も多いのではないでしょうか。
エレナの行動や言動にはミステリアスな部分が多く、共犯説がささやかれるのも納得できますよね。
この記事では、「ラストマイル」のエレナ共犯説について、6つの根拠とそれに対する反論も一緒にご紹介します。
果たして、エレナは本当に共犯だったのか?その真相を一緒に紐解いていきましょう!
【ラストマイル】エレナは共犯と言われる理由6つ!
映画「ラストマイル」で舟渡エレナが筧まりかの共犯だと言われる理由は以下の6つです。
- 筧まりかと“want”が一緒=労働環境の是正
- 筧まりかが最初の犠牲者になったのはエレナ=共犯がいたから
- エレナが爆弾入りの商品を手にしたことが不自然
- アメリカ本社勤務時代に筧まりかと接点があった可能性
- 爆弾開封シーンの不自然さ=意図的に爆弾を選んだのでは?
- ラストでサラに「まだ爆弾はある」と発言したこと
エレナの共犯説について、ひとつずつ解説していきます!
筧まりかと“want”が一緒=労働環境の是正
「ラストマイル」のエレナ共犯説の1つは、筧まりかとエレナが同じ悩みを抱えていたことなんです。
筧まりかは婚約者を過労死で失い、デイリーファスト社の労働環境を恨んでいました。
エレナも、働きすぎで体調を崩して休職していたことがありますよね。
この2人の共通点が、二人が協力して事件を起こすきっかけになったのではないかと考えられます。
もしエレナが筧まりかと同じく、会社の労働環境に問題を感じていたのなら、二人が手を組んで爆破事件を計画する動機があるように見えますね。
「ラストマイル」のエレナ共犯説を支持する強い根拠の1つです。
筧まりかが最初の犠牲者になったのはエレナ=共犯がいたから?
普通に考えれば、筧まりかが復讐のために爆弾を仕掛けたなら、最後までその結果を見届けるはずです。
しかし彼女は、最初の爆弾で命を落としてしまいました。
これが「ラストマイル」のエレナ共犯説のもう1つの理由です。
もし共犯者がいたとすれば、筧まりかは自分が犠牲になる前に事件をエレナに託した可能性もありますよね。
エレナが筧まりかの後を引き継ぐ共犯者だったと考えると、2人の計画がよりスムーズに進んだようにも思えます。
この仮説が、「ラストマイル」のエレナ共犯説をより信憑性のあるものにしています。
エレナの不自然な行動:偶然が多すぎる
ラストマイルでエレナが共犯だと疑われる最大の理由は、偶然にしてはあまりにタイミングが良すぎる行動です。
数億もの商品の中から、たまたま爆弾が仕込まれた商品を手に取ったなんて、確率としてはかなり低いはず。
しかも、エレナが捜査に関わるたびに、事件が急展開する場面も目立ちますよね。
こうしたエレナの行動は、まるで彼女がすべての情報をあらかじめ知っていたかのように見えます。
これがまさに「ラストマイル」のエレナ共犯説を支持する大きなポイントなんです。
アメリカ本社勤務時代の接点
さらに、舟渡エレナがアメリカ本社で働いていた時期に、筧まりかと接点があったことも共犯説の根拠として挙げられています。
この接点が、2人の関係を深め、共謀するきっかけになったのではないかという推測がされています。
筧まりかがアメリカに来た際、事前に計画を聞かされていたのかも
筧まりかが日本に戻って爆破事件を起こす際、デリファス社内部を知り尽くしているエレナがそれを手助けしたと考えると、「ラストマイル」のエレナ共犯説がよりリアルに感じられますね。
爆弾開封シーンの不自然さ
エレナが爆弾入りの商品を開封しようとする場面、思い返してみるとやっぱりおかしいですよね。
数億もの商品の中から「偶然」爆弾を選び、それを疑わしいタイミングで開封しようとするなんて、不自然に思いませんか?
さらに、彼女が「幸運にも」爆発を免れたのも、ちょっと都合が良すぎる気がします。
この場面を見る限り、まるでエレナが爆弾の存在を知っていたかのようにも感じられます。
もしかするとコウ(岡田将生)からの疑いを晴らすためにあらかじめ仕組んでいたのかも??
実際、この窮地を乗り越えた二人は、グッと距離を縮め、コウはエレナに対して信頼を置いていった感じがありますよね。
このことが、エレナの共犯説を支持する大きなポイントとなっていますね。
エレナのサラへの発言
物語のラストでエレナがサラに「まだ爆弾はある」と言ったあのシーンも、「ラストマイル」のエレナ共犯説を後押しする根拠になっています。
この発言、ストレートにとると犯行声明のように取れます。
事件はまだ終わっていない…そんな想像を掻き立てられる場面でもあります。
「ラストマイルのエレナは共犯」への反論意見を解説!
一方で、ラストマイルの獲ればは共犯ではないと主張する意見も下記のようなものがあります。
- センター長としての役割をただ果たしているだけ
- 病気がまだ完治していないから
- 共犯である証拠が不足している
- サラへの発言は労働環境是正のダメ押し
- 野木亜紀子のキャラ描写的にありえない
共犯への反論もひとつずつ見ていきます!
センター長としての役割をただ果たしているだけ
エレナの行動は、不自然に見えるところがあるかもしれませんが、それもセンター長としての強い責任感と事件解決への使命感からきていると考えられます。
彼女はデイリーファスト社のセンター長という大きな責任を担っていて、事件を迅速に解決しようとしていたのでしょう。
これが、「ラストマイル」のエレナ共犯説に対する大きな反論になります。
病気がまだ完治していないから
エレナは過去に働きすぎて休職しており、現在も完治していないことが伺えます。
精神的に不安定な状態が、以上なまでに倉庫の稼働停止を避けようとしたり、通常とは異なる行動を引き起こしている可能性もありますよね。
この点からも、「ラストマイル」のエレナ共犯説は誤解によるものだと反論できます。
共犯である証拠が不足している
エレナが共犯者であるという明確な証拠は、映画の中で具体的に示されていません。
筧まりかとアメリカで1度会ったことがあるだけで、それ以上の共謀関係があったという描写はないんです。
これが、「ラストマイル」のエレナ共犯説に対する反論の一つですね。
サラへの発言は労働環境是正のダメ押し
ラストシーンでエレナがサラに「まだ爆弾はある」と言ったことについても、共犯ではなく、サラに対する警告として解釈することができます。
エレナはサラにあの言葉で、労働環境改善に向けて本気で取り組まないとまた同じことが起きるよ?というプレッシャーをかけようとしていたのかもしれませんね。
これも「ラストマイル」のエレナ共犯説に対する有力な反論です。
野木亜紀子のキャラ描写的にありえない
野木亜紀子さんの作品を考えると、エレナを共犯として描くのは可能性が低いと思います。
野木さんの作品は、複雑で現実的なキャラクターが描かれており、単純に善悪をはっきり分けるような描き方はされません。
それに、「普通」のヒロイン像を大切にしながら、社会問題をテーマに取り上げることも多いです。
エレナもまた、過去のトラウマや会社からのプレッシャーに苦しみながらも高い能力を持つ、現代社会の問題を体現した複雑なキャラクターとして描かれています。
こうした特徴を踏まえると、エレナは共犯という単純な悪役ではなく、多面的で現実に近い人物像として捉えられるのが自然です。
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【ラストマイル】エレナは共犯と言われる理由6つ!反論意見の解説まとめ
この記事では、映画『ラストマイル』における「ラストマイル」のエレナ共犯説について、6つの根拠とそれに対する反論を詳しく解説しました。
エレナが筧まりかと手を組んで、労働環境の改善を目指して爆破事件を引き起こした可能性や、彼女の不自然な行動が共犯説の裏付けになっています。
しかし、責任感や使命感からの行動と考えることもでき、エレナが共犯であるという明確な証拠は見つかっていないのです。
エレナが共犯かどうかは、観客それぞれの視点による解釈次第といえるでしょう。
野木亜紀子さんの脚本では、キャラクターは多面的に描かれることが多く、単純な悪役としてエレナを捉えるのは難しいかもしれません。
映画が描き出す社会問題やキャラクターの複雑さを考慮しながら、もう一度『ラストマイル』を観てみると、新しい発見があるかもしれませんよ!
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