映画ラストマイルは意味がわからない？爆弾の数や最後のシーンは？

映画『ラストマイル』を観て、「意味がわからない」と感じたシーンやセリフについてモヤモヤしていませんか？

特に、爆弾の数や最後のシーン、登場人物の謎めいた行動に対する疑問を抱いている方も多いはずです。

この記事では、実際に見た感想や視聴者の考察や意見をもとに、意味がわからない部分をスッキリ解説します。

映画の真相を知りたい方は、ぜひ続きを読んで疑問を解消してください！

映画「ラストマイル」は意味がわからない！見た人の声

映画『ラストマイル』を観た人の多くが、「意味がわからない」と感じています。

https://twitter.com/syuta_25809/status/1827016772396236859

ラストマイル、全然一丁前に働いていない私が勝手に辛くなってて意味がわからない、どこをとっても感情移入していい余地はないのに

— さつき (@satuki_1008) August 30, 2024

特に、「爆弾の数が合わない」とか「最後のシーンはどういう意味？」という疑問の声が多く聞かれます。

ネット上では、視聴者がそれぞれの解釈や考察を共有しており、たとえば「最後に爆弾が一つ残っている？」という考えや、「ラストシーンの意味が全くわからない」という声もあります。

以下はネットの考察や実際にわたしがラストマイルを見て感じた感想です！

映画「ラストマイル」の意味がわからないシーン7選

『ラストマイル』には、意味がわからないと感じるシーンやセリフがたくさんありますよね。

特に以下の7つについて、多くの視聴者がモヤモヤしているようです。

ロッカーの暗号の意味

元デイリーファーストのセンター長・山﨑佑のロッカーに残された「2.7m/s→0」と「70kg」という暗号。

このシーンを見たとき、私も「一体これってどういうこと？意味がわからない」と思いました。

単純に文字の意味だけを取ると、

「2.7m/s」は物流センターのベルトコンベアの速度、「70kg」はその耐荷重

を示しています。

つまり、これは「人間の限界」を象徴しているのかもしれません。

山﨑がロッカーにこの文字を書いた意味は、『どうにかしてこのセンターの稼働を止めたい！』という願いだったと考えられます。

爆弾の数は結局何個なのか

映画ラストマイルの中で爆弾がいくつ使われたのか、正確な数がわからないという声が多いです。

結論として、爆弾は全部で12個仕掛けられていました。

そのうち1つは不具合があったので、犯人の筧まりかが自分で着火して使用します。

残りの11個をブラックフライデーのセール商品に忍ばせていたんですね。

さらに混乱するのは、物語の結末でエレナが『爆弾はまだある』と言います。

ただ結局この最後の爆弾は、物質的な爆弾ではなく『デリファスの働き方の問題・山﨑が取った行動の意味』のことだと考えられます。

岡田将生の最後のシーン

岡田将生さんが演じる梨本孔の最後のシーンも、「意味がわからない」と感じた人が多いようです。

なぜ彼はあのような行動を取ったのでしょうか？

このシーンでは、梨本が「ロッカーの暗号」の本当の意味に気づいたのかもしれません。

コウはエレナからセンター長を受け継いで、重い責任を感じながらも自分自身の気持ちや仕事と向き合う必要があることに気づいたのだと思います。

五十嵐の最後のシーン

五十嵐の最後のシーンも観客を混乱させました。

彼はなぜあの場面で立ち尽くしていたのか、何を考えていたのか。

私の考えでは、彼は「自分のしてきたことの意味」に初めて気づいたのではないかと思います！

明確な答えがわからず、五十嵐のセリフもないため意味がわからないと思いやすいですが、このシーンは五十嵐が山崎佑の本当の気持ちに気づき、これまでの自分の冷たい態度を反省している場面だと思われます。

「白い手帳」とは何か

映画で登場する「白い手帳」は、実は雇用保険手帳ではないかという考察があります。

もしそうだとすれば、エレナはもともとブルーパス（派遣や契約社員）として働いていた可能性が高いです。

この手帳が、彼女の過去を表していると考えられます。

エレナが雇用保険手帳を持っていたのは、彼女が自分自身の労働者としての過去と向き合っている証拠かもしれませんね。

羊急便の『やっちゃん』の正体

ラストマイルの中で羊急便の親子が話す過労で亡くなったという『やっちゃん』の正体は、おそらく私たち労働者のことではないでしょうか。

視聴者の間では、「やっちゃんは『アンナチュラル』などで登場した人物なのか？」という疑問もありました。

しかし、やっちゃんは『ラストマイル』の中で語られるだけのキャラクターで、『アンナチュラル』の登場人物でもありません。

映画の中でも最後までやっちゃんの正体は明かされませんでした。

私の考えでは、『10分で昼飯食べる』とか、『仕事にそれなりのやりがいをもっている』とか、多かれ少なかれ、社会人であれば似たような行動をしている人は多いと思います。

つまり、やっちゃんの正体は、私たち労働者のことを言っているし、監督が『自分ごととして考えてほしい』という意味じゃないかなと思います。

「ラストマイル」という言葉の意味

「ラストマイル」という言葉は物流用語で、配送の最後の一歩（ラストワンマイル）を意味します。

しかし、映画の中では、物理的な距離以上の意味が込められていると感じます。

人と人との最後の距離感や、心理的な距離をこの言葉の意味に込めているようです！

映画「ラストマイル」の意味がわからないセリフ3選

映画ラストマイルで特に意味がわからないという感想が多いセリフは以下の3つです。

エレナ：「一番知りたかった答えはロッカーの中にあった」
エレナ：「爆弾はまだある」
山崎佑：「バカなことをした…」

これらのセリフを理解することで、物語の核心に迫ることができるかもしれません。

「一番知りたかった答えはロッカーの中にあった」

エレナが山﨑のロッカーの暗号を見た時に泣きながら言った「一番知りたかった答えはロッカーの中にあった」というセリフも、どういう意味？となりますよね。

山崎は本当は死にたかったんじゃなくて、ベルトコンベアを止めたかっただけ。

飛び降りることで会社の厳しい環境への抗議を起こしているつもりだったんですね。

でも、筧まりかはその真実を知らないまま亡くなってしまった…。

それに気づいたエレナが、「（筧まりかが知りたいかった答えは）ロッカーに答えがあったのに！」と、結局飛び降りた理由を知らないまま亡くなってしまったまりかへの悔しさを込めて発していると考えられます。

「爆弾はまだある」

エレナがデリファス本社の女性社員に「爆弾はまだある」と言った意味は、実際の爆弾ではなく、ロッカーに書かれたメッセージのことで、会社の問題を指しているように思います。

つまり、あの巨大な会社の体制や物流システムが変わらない限り、また同じような事件が起きる可能性がある、という予告のようなものですね。

ラストシーンで、梨本（岡田将生さん）がロッカーの前で悩んでいたり、五十嵐（ディーン・フジオカさん）が不安そうに物流システムを見下ろしていたのは、この問題の重大さを感じ取っていたからです。

エレナの言葉で、はじめてこの『爆弾』と本気で向き合わないといけない！と感じさせたのだと思います。

「バカなことをした…」

山崎佑が発したこのセリフは、単にベルトコンベアを止めるためなら飛び降りるなんてことしなくてもよかったのに、という後悔の意味だと思われます！

過労で通常のメンタルじゃなかった山崎。

判断力が低下して、ギリギリの精神状態で飛び降りてしまったんだと思います。

にもかかわらず、結局ベルトコンベアがとまったのはほんの一瞬・・・

休みたい、ベルトコンベアを止めたいという自分の願いは叶えられず、当の自分は植物状態になってしまった、『なんてバカなことをしたんだ！』という後悔の意味だと思います！

映画ラストマイルは意味がわからない？爆弾の数や最後のシーンは？まとめ

当記事では、映画『ラストマイル』の意味がわからないシーンやセリフのの謎を徹底解説しました！

私も1回では意味がわからないことだらけだったので、上映中にあと1回は見にいきたいなと思います！

ストーリーを把握してから、意味を考察したり、伏線回収したりするのも楽しいですよね！

みなさんもラストマイルを観て自分なりの解釈を楽しんでみてください！